FC2ブログ

プロフィール

toro

Author:toro
細々と仕事をしながら生活をしている主婦です。母がガンに罹ってから6年。ターミナルの時期に突入したと思いきや、あっという間に逝ってしまいました。それでもちゃんと受け止めなくてはと覚書としてこれから書き残しておこうと思います。


最近の記事


最近のコメント


月別アーカイブ


カテゴリー


FC2カウンター


ブロとも申請フォーム


DATE: CATEGORY:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
| BLOG TOP |
DATE: CATEGORY:病気のこと
ご無沙汰の更新であるが、書いておかなくてはと思ったので。
ガンの痛みを緩和させるための麻薬の使用について。

母はあまり痛がらなかった人だったので、そうたくさんの痛み止めを使う必要はなかった。持続性のある痛み止め、即効性のある痛み止めと数種類の薬を処方していただいていたが、飲み忘れたこともあったりして、そんなに必要ではなかったようだ。痛みについては、たぶん病気の持つ特有の症状や、その人の気質によって痛みの度合いというものが異なると思う。なのでそう一概には言えないのであるが…。

そのなかで、即効性のある痛み止めということで「オプソ」という液体の経口薬を処方していただいたときのこと。モルヒネの一種で麻薬である。

先生に処方箋を書いていただいて、近所の薬局で処方してもらわなくてはいけなかったのだが、先生いわく「この薬は置いてあるところが少ないと思うから、電話をして聞いてから行ったほうがいいと思うよ」と。モルヒネであるから、町のなかの小さな処方薬局などでは扱っていないだろうということだった。

先生の往診は夜だったので、翌日の朝には早速電話をしようと思った。

そこでまずは、私がお世話になっている婦人科のお医者さまのところの薬局に電話をしてみた。すると「オプソですか? ちょっと待ってくださいね」、とごそごそ調べてくれているような物音がしだした。

<すぐにあればラッキー!>と思っていた私である。一番最初の電話で見つかればうれしいなと。

ところが、電話口に戻ってきた薬剤師さんの口から出た言葉は「これ、麻薬ですよね~。そんな薬はうちでは扱っていませんっ!」と、まるで怒っているような口ぶり。「あ、すみません」と言って電話を切ったものの、なんだか不快感が残った。ちゃんとお医者さまに処方していただいていることも伝えているのに、人を非難するような声を出すってどういうことだろう。なぜそういう薬を使うのかくらい聞いてから返事してくれればいいものを、と思ったけれど、知識が少ないか、経験値が低い人だったのだろうと思って諦めた。

そして、もう一つ近くの薬局に電話をしてみたが、やはり置いていない。

<そうか、小さな医院で指定してくる薬局はダメなんだな>とここで悟る。

そうして、我が家から程近い、この辺でも大き目の病院に隣接する大きな薬局に電話をしてみた。

すると、「差し支えなければ、処方箋をFAXしてくれませんか?」とのこと。処方の内容を見てくれることになった。そしてFAXするとすぐに折り返し電話をくれて、「いま、うちには置いていないけれど、これから注文すれば今日の夕方には納品されますから、それからでもいいですか?」ということだった。処方箋の内容を見て、使用する病人の状態を推し量ってくれたんだろう。素早い対応をしていただいたと思う。

「夕方で結構です。よろしくお願いします」と言って電話を切った。ありがたかった。

そしてこのオプソという薬は、恐れるような薬ではなく、飲めばぐっすり眠れるということで母は気に入ってくれていた。飲み方さえ先生の言うとおりにしていれば大した副作用もなく、「モルヒネを使うと幻覚が……」なんて言われているが、使用量にもよるのだろう。全くそんなことは見受けられなかった。


ということでこの薬。

先生もゆっくりではあるが、母の最期がそんなに早く来るとは思っていなかったんだろうと思う。そのために、薬をいつも多めに処方してくれて、不安にならないようにしてくれていたのだが…。

思いの外、母の最期が早かったために大量に残ってしまったのである。

母の遺品の片づけをしなくてはいけないが、でもまずは薬を処分せねば。

そんなに副作用がなく、心配のない薬ではあるとはいえオプソは麻薬である。しかも液体。どうやって処分したらいいのだろうと頭を悩ませた。一応、取り扱いに注意という但し書きがビシッと書かれている。

<そうだ、薬剤師さんに相談しよう>

そう思って、処方してくれていた薬局に電話をした。すると、「水で薄めて捨てるといいですよ」という。<なるほど>と思って、<じゃあ、後でゆっくりとやるか>と思う。なんたって大量にあったから。う~んと思いながら。

と思っていたら、数時間後に薬局から電話がかかってきた。

「うちに持ってきてください。こちらで処分しますから」。あーありがたや。

どうやら、一番最初に薬があるかどうか電話で応対をしてくれた(どうも主任さんだったらしい)薬剤師さんが、あとでこのことを聞いて、「持ってきてもらえ」というようなことを言ってくれたらしい。

ちゃんと状況を推し量れる薬剤師さんだったのだ。

よかった~。

そして、母の残した薬を持って薬局に向かったのだった。


こういう経験から今後のこと。

医療保険制度の改革を知っていれば、病院の病床が今後減らされていくのをご存じだろう。要するに、「自宅で看護をしろ」という時代がやってくるのである。
そのとき必要とされるのは、往診をしてくれるお医者様であり、訪問看護師さんであると同時に、処方薬局(病院に付属している薬局ではなく)であろう。そこで、私が経験した↑ことが益々増えてくるのではないか。きっと増えてくるよ。大丈夫か? 薬剤師さん。。。


と、そんなことをふと思ったのだった。


ま~、こんなことでもない限りは気づくこともなかったんだろうけれど。


覚書の一つでありました。


おしまい。
スポンサーサイト
| BLOG TOP |

copyright © 私的覚書  all rights reserved.Powered by FC2ブログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。