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Author:toro
細々と仕事をしながら生活をしている主婦です。母がガンに罹ってから6年。ターミナルの時期に突入したと思いきや、あっという間に逝ってしまいました。それでもちゃんと受け止めなくてはと覚書としてこれから書き残しておこうと思います。


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DATE: CATEGORY:緩和ケア
2007.5.30に記す。

先週から母が入院をしているのだが、2週間で退院させられる。最も入院させること自体を主治医はしぶっていたくらいだから、すぐに退院させられるのは致し方ない。

「入院するほどではない」という主治医の意見もよく理解できるし。

とにかく、母は病気の自分に疲れきっていて、家で不安な思いのまま一人で過ごしている時間がつらくなっていた。なので、自ら「入院させてくれ」と頼んだのであった。

確かに食事も喉を通らず、元気な頃の1,2割しか食べられなくなってしまった。体重も激減した……とはいえ、なかなか太っていたので、やせてようやく標準体重なんじゃないの?という感じなんだけど、それでも体重が激減してしまった自分にショックを受けている母なのであった。何で食べられないのか…それがわからずじまいということも大きかった。

それはさておき、退院後の母の看病(介護)をどうするのか、というのが最大の懸案事項であった。

ターミナルの時期といわれ、本人はご飯が食べられないというし、一体どういう看護(介護)をしていけばいいのかと頭を悩ませていたのである。

毎日毎日実家へ行って、ご飯を作り、看病(介護)を続けなければいけないのか…。それとも本人が自立できるようなサポートがいいのか。

だいたいにして病気である。しかも末期といわれて、本人もそれを承知している。

となれば、このまま静かに死を待つべきなんだろうか…。

悩みに悩んだ。

最終的にはホスピスを希望している母であるが、ホスピスに入れるようになるまで(…という言い方は変なのだが、病状にもよるし、タイミングによっては満床のためにすぐには入れないときもある。いろいろと難しいのだが)、どのように過ごさせればいいのか。

もともと積極的な治療は受けないと決心していた母であるのだから、残された道は「緩和ケア」である。

入院して「緩和ケア」を受けるとなると、それはホスピスに入るというもの。

となると、家でホスピスに入るまでの間は、「在宅緩和ケア」あるいは、「緩和ケア外来」のある病院にかかるということなのであった。

現在入院中の大学病院でも、緩和ケアを専門としている医師はいるようなのだが、何たって大学病院。最先端医療で治療してこその病院である。痛みのコントロールや心のケアなんて門外漢。第一、患者さんが多すぎてそんなところまで手が回らないのが実際なのだ。当然だと思う。マスコミでも言われているように、医師不足、看護士不足は深刻なのだ。もう治癒も見込めない患者をみるどころじゃない。

で、調べました。調べまくりました。http://www.hospat.org/what.html

本も何冊読んだことか^^;

実家から近いいくつかのホスピス、緩和ケア外来にあたりをつけ、それに集中して考えをめぐらせました。

そうしたら、訪問診療に来てもらえるかどうかという微妙な距離であったけれど、長年緩和ケアに携わってきた医師が、なんと昨年、訪問診療を専門とするクリニックを開業していたのを見つけたのでした。悩みまくった甲斐があった(笑)

しかし、かなりその道では名の知られた医師(O先生)であったし、敷居は高いのではないか。でも、考えても考えても、信頼できるとしたらこういうお医者様だろうと。

とにかく訪問診療をしてもらえるかどうか聞いてみなくちゃわからない。こういうときは突撃マダ~ムに大変身である(←アホ^^;)。

「聞かぬは一生の恥」を座右の銘にしているくらい(←ウソだけど)、聞かないではいられないたち。

もちろんだ!

しかも切羽詰っている。最短で最良の道を探し出したいというのも人間の本能だろう(←本当か?)。

それで、電話して外来の予約をして行ってきた。

現在の病状。血液検査の結果。これまでの経緯を話し、本人は緩和ケアを希望していること。そして最終的にはホスピスに入りたいと言っていることを伝えた。

すると、血液検査の結果をみてその先生は一言。

「末期ではないと思うけど……」

「へ?」

「血液検査の結果だけをみるとね、末期というほどまでいっていないよ」

「え? そうなんですか? 末期だの、ターミナルの時期だのいわれていたんですけど」

「う~ん、そういうようには思えない…。ただね、食べられる量というのも目安になるからね。食べられなくなっているというのも、確かに心配ではある。でも治療によっては食べられるようになるかもしれないし、歩けるようにもなるよ」

「そうなんですか」

まさに天の声…ではないけど、さすが、長年にわたって緩和ケアをしてきた先生である。治すための治療を行う医師とは違う方法、術をたくさん知っているんだということが窺われた。

「もちろん会ってみなくてはわからないけどね」というO医師。

はじめは、実家がそのクリニックから微妙に遠い距離だったので、訪問診療の難色を示していたのだが、退院したらすぐに一度診てくれることになった。

私は外来でもいいと思っていたのだけれど、訪問してくれる…と言ってくれたとき、「は~」と肩の力が抜けた。

もう、よかったよ。これで母を心置きなく退院させることができる。

一山越えたよ。少しビジョンが見えてきたよ。よかった~。

あとはそのO先生の治療で、痛みがコントロールできて、ご飯が食べられて、少しでも歩けるようになったら、とりあえず安泰!

誰に対して感謝なのかはわからないけれど、とにかく感謝感謝で、感動をしてしまったマダ~ムでありました。。。

今後どーなるかは神のみぞ知る…だけどね。




おそまつ。
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